多くの20代若手社員は“職業観・仕事観・キャリア観”を持っていない? 「そもそもよくわからない」、「考える機会がない」との声も
リ・カレント株式会社は2022年9月27日、「2022年度最新若手意識調査」の結果を発表した。調査を実施したのは2022年5月で、20代の若手社員1,300名から回答を得た。これにより、若手社員の仕事観やキャリア観といった価値観の有無、新しい環境での仕事のスタイルなどが明らかとなった。
また、同社が「仕事観を持っている」とした回答者に対して「その内容」を聞くと、「報酬(金銭)を得るため」が67.8%で最多だった。以下、「自分が成長するため」が47.3%、「社会に貢献するため」が34.6%、「お客様・ユーザーを幸せにするため」が23.1%で続いた。
また、「自分のキャリア観を持っていない・固まっていない」とした回答者に、「その理由」を聞くと、「キャリアとは何かそもそもよくわからない」が40.2%で最も多かった。以下、「自身にとってのキャリア観を考える機会がない/なかった」が26.7%、「環境がすぐに変わるため、中・長期的なキャリア観を考えることに意味がない」が23.4%、「周囲に理想のキャリアを体現しているロールモデルがいない/いなかった」が21.4%で続いた。
本調査より、自分の仕事観・キャリア観について「持っていない・固まっていない」とする20代の若手社員が多いことがわかった。「そもそも仕事観やキャリア観がよくわからない」、「考える機会がない」という人もいることから、企業としても従業員が仕事観などについて知る・考えることができる機会を設け、自分なりの目的を持って仕事に臨むことを促してみてはいかがだろうか。