プログラムを通じ、多様性を尊重した女性リーダーの育成を目指す
世界経済フォーラムが発表した「2022年版ジェンダーギャップ指数」では、日本は146ヵ国中116位という結果で、特に経済分野・政治分野におけるジェンダーギャップスコアで他国から遅れをとっている。国内では女性活躍の推進に向けて、男女雇用機会均等法や育児休業法、次世代育成支援対策推進法、女性活躍推進法など、法律面での整備は進みつつある。しかし、男女が等しく働ける社会はまだ実現できていないのが現状だと言える。「ONE JAPAN」は、大企業の若手・中堅社員を中心に55の企業内有志団体から成るコミュニティだ。同コミュニティの加盟団体が所属する企業には、男女ともに働きやすい環境が整っている企業が多いものの、経営層・マネジメント層における女性比率は未だ低いのが現状だという。このような状況を受けて、ONE JAPANは、“属性を超えた多様なリーダーシップ”や、“自分らしいリーダーシップ”を描くことを目的としたプログラム「BEYOND」を企画した。同プログラムを通じ、多様性を尊重した真のリーダーシップ発揮を主導し、社会変革の実現を共に目指したいとしている。概要は以下の通り。
【プログラム名】
BEYOND by ONE JAPAN - Women Leadership Program-
【開催期間】
2022年10月初旬~2023年3月中旬
【プログラム概要】
「インタラクティブなアクションラーニング式講義」および「多様なリーダーによるメンタリング」の2軸でのプログラムによって、女性のリーダーシップ開発を支援する。
経営者目線やD&Iの捉え方に関するインプット、学びを生かしたスキルと実践力の向上
●メンタリング
多様な女性リーダーとの対話によるマインドの醸成
【開催形式】
プログラムに合わせ、東京都内の会場での対面とオンラインを組み合わせて実施(ただし、新型コロナウィルス感染症の状況により変更する可能性あり)
【募集要項】
2022年7月26日(火)~9月19日(月)
●定員
30名程度
●応募条件
大企業の女性社員であること、プログラム全日程に参加できディスカッション可能な環境で受講できること、日本語での円滑なコミュニケーションが可能であること、リーダーになることや自社変革に挑戦する意志があること
●審査
応募者から提出された「課題エッセイ」と「自己PR動画」にて選考
詳細の確認や応募の受付は専用HPで行っている。なお、プログラムの「講義」は、株式会社リクルートホールディングス取締役 兼 常務執行役員 兼 COOの瀬名波文野氏ら計9名、「メンタリング」は、日本アイ・ビー・エムデジタルサービス株式会社代表取締役社長の井上裕美氏ら計19名の、多様なリーダーが務める予定だ。
ONE JAPANは今後も、「BEYOND」の実施や組織変革、人材開発などの取り組みを通して、多様な人材が活躍できる社会づくりを進めていきたい考えだ。
D&Iや女性活躍の必要性が高まっている一方で、女性管理職比率が未だ低いことに課題を持つ企業も多いと考えられる。本プログラムのように、マインドの醸成を目的とした研修などへの参加を促し、多様性を尊重した女性リーダーの育成を目指してみてはいかがだろうか。