内々定率は前月から11ポイント増加で8割に迫る
2022年6月末時点での、23卒生の内々定率はどのような状況なのだろうか。はじめに学情が、「現在(調査時点)までに内々定を獲得したか」を尋ねると、「獲得した」が78.8%と8割に迫った。就職活動継続中の23卒生は半数を切り、前月より20ポイント減少
次に、同社が「現在(調査時点)の就職活動状況(インターンシップ参加を含む)」について尋ねると、「就職活動をしている」が42.3%だった。他方で、「内々定を獲得し、就職活動を終了」が55.1%と、半数を超えた。「内々定獲得社数」と「内々定保有社数」には徐々に開きも
次に、同社が1人あたりの「内々定獲得社数」と「内々定保有社数」について、その平均を調べている。すると、「内々定獲得平均社数」は2.78社、「内々定保有平均社数」は1.32社となり、保有社数が獲得社数の半数以下となった。2021年12月以降の月ごとの調査結果を見ると、「内々定獲得社数」が徐々に増加する一方で、「内々定保有社数」は獲得社数に比例して増加していないことがわかる。同社は「5月末に内々定承諾の期限を設けている企業も多いことから、複数の内々定を獲得した学生が、承諾しない企業に辞退の意向を伝えているのではないか」と推測している。