七十七銀行から東北大学へ行員を派遣し、共同研究を実施
七十七銀行と東北大学は、業務の生産性向上やデータを活用したサービス提供といった、DXの取り組みを加速させていくため、産学共同で「ビジネスにおけるデータ活用人材」の育成にかかる共同研究を実施するという。これにより、「ビジネス」と「デジタルテクノロジー」双方の知見を併せ持った、DXの担い手となる専門人材の育成を目指す狙いだ。研究は、2022年4月~9月の半年間、七十七銀行の行員3名を東北大学へ派遣し、AIやデジタルマーケティング等に関するオンライン講義の受講や、同大学松田教授によるデータサイエンス演習により、行員の育成を行う予定だ。また、東北大学と共同で、七十七銀行が保有するデータを活用した、業務改善策や新たなサービス等を研究するという。
七十七銀行と東北大学は、2022年10月以降においても、将来的な人材の育成やビジネスの創発に向けて、連携を図っていく予定だとしている。また、産学連携を通じ、地域の発展と経済活性化に努めていきたい考えだ。
DXの推進に向けては、産学連携による人材育成も1つの有効手段と考えられる。地域の学術機関等と連携し、それぞれが有するデータや知見を活かし合うような「学びの機会」を設けることも視野に入れてみてはいかがだろうか。