
インターンシップと採用を連携している企業は7割以上に。「参加者限定のセミナー等」を実施
ここ数年、新卒採用の早期化が進んでいる。このような中、インターンシップと採用を連動させる企業はどの程度あるのだろうか。はじめに、学情は「2023年卒の採用におけるインターンシップと採用の連携」について尋ねている。すると、「インターンシップ内で選考・内定出しを行っている」が8.8%、「インターンシップ参加者は通常選考で優遇する」が31.9%、「通常選考で優遇まではしないが、インターンシップ参加者限定の情報提供やセミナー等を実施している」が33.5%という結果となり、合計74.2%の企業で「インターンシップと採用を連携している」ことが判明した。一方で、「インターンシップ参加者と通常受験者との区別はない」は25.8%となった。

2024年卒対象のインターンシップは「3年次の長期休暇」に合わせ実施か
次に、同社が「2024年卒のインターンシップ実施時期」ついて複数回答で尋ねると、「3年生の7月~9月」が44.3%で最も多かった。以下、「3年生の12月~1月」が40.4%、「3年生の10月~11月」が29%と続いた。大学の夏季・冬季休暇など、長期休暇の時期に合わせてインターンシップを実施する予定の企業が多いことがうかがえる。
4割以上の企業が「3年生対象のインターンシップに1・2年生も受け入れている」と回答
続いて、同社は「インターンシップを実施予定」の企業を対象に、「大学低学年(1・2年生等)対象のインターンシップ実施状況」について質問している。すると、「インターンシップは3年生のみを対象に実施している」が50.1%だったのに対し、「3年生対象のインターンシップに1・2年生も受け入れている」が44.1%、「1・2年生限定のインターンシップを実施している」が2.1%となった。4割以上の企業は、大学1・2年生にもインターンシップの機会を提供していることが判明した。