全体の約6割が働き方に「満足」とした一方で、女性回答者の不満率が男性より高く
2022年4月より「女性活躍推進法」が改正されるが、実際に働く女性にとっての職場環境の実態はどのようになっているのだろうか。はじめにライボは、「職場での働き方の満足度」について尋ねている。すると、全体では「とても満足」が22%、「やや満足」が37.2%で、合計59.2%が「おおむね満足」と感じていることがわかった。
あわせて、「とても不満」または「やや不満」とした女性回答者に対し、「不満の理由」について尋ねると、「業務量の過多または過小」が30.4%で最多だった。以下、「労働時間の超過」が28.7%、「人間関係に疲弊している」が28.1%などと続いた。
7割以上が「女性が働きやすい環境が整っている」と回答。男女別では認識に差も
次に、同社は「現在の職場では“女性が働きやすい環境”が整っているか」を質問した。その結果、全体では「整っている」が32.1%、「どちらかといえば整っている」が44.5%で、合計76.6%が「整っている」と感じていることがわかった。また、「整っている」の回答を男女別に見ると、男性が42.4%だったのに対し、女性はその約半数の21.1%だった。男性と女性の“職場環境への認識の差”がわかる結果となった。
女性社員の約4割が職場で「女性の不利」を実感
続いて、同社は「現在の職場において、“女性が不利”だと感じた経験の有無」を聞いている。すると、全体では「ある」が29.5%、「ない」が50%だった。回答を男女別に見ると、「女性が不利だと感じたことがある」と回答した男性は19.3%で、女性は40.3%と、認識に約2倍の差があった。
7割以上が「出世願望あり」とした一方で、男女では大きな差も
最後に、同社が「出世願望の有無」について尋ねると、全体では「とてもある」が29.5%、「どちらかといえばある」が42.5%となり、合計72%が「出世願望あり」と回答した。回答を男女別に見ると、出世願望について「とてもある」と回答した男性が36.4%だったのに対し、女性は22.1%だった。また、「全くない」と「どちらかといえばない」の回答の合計を比較すると、男性は20.6%だったが、女性は29.9%となり、約9ポイントの差が見られた。