コロナ禍を経てもいまだ6割以上が「名刺」を必要と実感。オンライン名刺で代用可能か?
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Sansan株式会社は2021年11月10日、新型コロナウイルス感染症拡大にともなう、名刺への意識変化の有無を調査するべく実施した、「コロナ禍における名刺文化に関する意識調査」の結果を発表した。調査期間は2021年9月3日~4日で、社外の人と月に1回以上打ち合わせをしている全国のビジネスパーソン(20代~60代)1,050名から得た回答を元にレポートしている。ここでは、その中からコロナ禍前と現在を比較した名刺への意識変化などを紹介する。
前の質問に対して、「名刺を必要だと感じている」とした回答者を対象に、「名刺は紙であるべきだと思うか」を聞いている。コロナ禍前では、「あまりそう思わない」と「そう思わない」の合計が7.5%だったのに対し、コロナ禍においては同合計が18.3%と、10ポイント以上増えていた。「名刺の必要性」は引き続き感じているものの、それが「紙であるべき」、という意識は変化していることが明らかとなった。
また、「今後利用したい名刺の形式」についても聞いている。こちらは、「紙の名刺」が28.3%、「オンライン名刺」が23.4%、「紙の名刺とオンライン名刺の併用」が42.2%、「名刺は使わない」が6.1%という結果。「紙の名刺とオンライン名刺を併用したい」との回答が最多だったことから、「シーンに応じてそれぞれの名刺を柔軟に使い分けたい」と考えているビジネスパーソンも一定数いることが明らかとなった。
コロナ禍においても継続して名刺の必要性はあるようだが、オンラインでの会議や商談が増えたことで、「オンライン名刺」も併用するなど、使う名刺の形式には変化があるようだ。シーンや相手とのコミュニケーションの方法に合わせた、名刺の使い分けも検討してみてはいかがだろうか。