「テレワークの実施状況と頻度」の現状は
2021年7月19日~9月5日の期間、「東京五輪の交通混雑緩和」と「新型コロナウイルス感染拡大防止」への寄与を目的とした「テレワーク・デイズ2021」が実施されているが、現在、各社のテレワークの実施状況はどのようになっているのだろうか。はじめに、「テレワークの実施状況」と「実施頻度」について尋ねた。すると、「テレワークを実施している」が全体の76.7%に。「実施頻度」は「フルリモート」が34.1%、「週4日以上」が22.1%、「週2〜3回」が25.9%、「週1回」が12.7%となり、全体の過半数が、週の半分以上テレワークを実施していることがわかった。なお、「その他」(5.2%)の回答では、「月に1回」や「緊急事態宣言時のみ」という意見があがった。
7割以上がテレワーク実施に「満足している」と回答。心身負担の軽減が理由に
続いて、「テレワークを実施している」と回答した人に「満足度」を尋ねた。すると、「大変満足」が34.1%、「やや満足」が42%で、全体の76.1%が現状のテレワークに満足していることがわかった。4割が昨年より「テレワークが増えた」と回答
さらに、「テレワークを実施している」と回答した人に、「昨年比のテレワーク実施状況」について尋ねた。すると、「変わらない」が49.4%と約半数だった。また、「増加した」が23.2%、「やや増加した」が16.6%となり、合計39.8%が昨年より増加したことが判明した。テレワークを実施していない理由は「業務上できない」がトップに
最後に、「現在テレワークを実施していない」と回答した人に、「実施されない理由」を尋ねた。すると、「業務上出社しないと成り立たない仕事だから」が72%と大多数を占める結果だった。また「緊急事態宣言に伴ったテレワーク要請があったか」について尋ねると、「要請なし」が96.7%という結果に。現在テレワークを実施していない企業の多くが「業務の性質上の理由」を挙げていることから、緊急事態宣言下であってもテレワークを実施できないことが予測される。