およそ3割が具体的な時期を決めて転職を検討
新型コロナウイルス感染症拡大下における、ビジネスパーソンの転職意欲はどのように変化しているのだろうか。はじめに、「現在、転職を考えているか」と尋ねると、「1ヵ月~1年以内に転職したい」の合計が外資系企業・日系企業とも34%となり、およそ3割が1年以内の転職を考えているという結果に。また、外資系・日系企業とも、ほぼ半数の49%が「良い条件の仕事があればいつでも検討したい」と回答した。新型コロナをきっかけに、転職を検討する理由は変わったのか?
ここからは、「新型コロナがきっかけで転職を検討し始めた人」(以下、A)と「新型コロナの流行前から転職を検討していた人」(以下、B)の回答結果を比較する。まず「転職を考え始めた理由」を尋ねると、Aの第1位は「会社の将来への不安」で46%となり、Bの33%を13ポイント上回った。一方、Aの理由第1位は「キャリアアップ」で54%だった。
転職する上での不安要素とは
続いて、「転職を考える上で不安に感じること」と尋ねると、どちらも最も多かった回答は「現在の年齢」となり、Aが71%、Bが66%となった。転職で実現したいことは「キャリアアップ」と「スキルアップ」
最後に、「転職で実現したいこと」を尋ねたところ、最も多かったのは「キャリアアップ」で、Aは48%、Bは62%という結果だった。また、AとBの回答差が最も大きくなったのは「業績の伸びている企業で働きたい」で、Aが34%、Bが21%となり、その差は13ポイントだった。