管理職の半数は「部下の育成」に悩みを抱えている
働き方改革関連法施行や新型コロナウイルス感染症拡大などの影響を受け、働き方や働く環境が大きく変化する中、管理職に求められる役割もまた同様に変化している。このような状況下で、管理職はどのような悩みを抱えているのだろうか。最初に、「管理職としての悩み」について尋ねた。すると、最も多かったのは「部下の育成」で50.5%という結果に。2014年に行った調査でも同様の結果となり、時代の変化に関わらず「部下の育成」が管理職の抱える最大の課題であることが判明した。また、「部下の育成」に悩む管理職の割合を見ると、5年前(2014年調査)の約40%から10%増加しており、部下の育成に悩む管理職は、増加傾向にあることがわかる。
「部下の育成」に続く悩みとしては、「チーム・部門の運営」が24.9%、「時間の不足」が21.7%などとなった。なお5年前の結果では、2位が「時間の不足」、3位が「部門の成果達成」で、本調査で2位だった「チーム・部門の運営」は5位という結果だった。