
5割以上が「22卒の採用予定も昨年度並み」と回答。インターンシップ重視の動きも
新型コロナウイルス感染症拡大により業務縮小や休業を余儀なくされた業界もあるなか、企業は22年卒の新卒採用に対し、どのような計画を立てているのだろうか。最初に、22卒新卒採用予定人数について聞いた。その結果、回答者の過半数にあたる53.4%が「21年卒と同程度」と回答。現時点では、そこまで大きな変化はないようだ。しかし、「未定」との回答も4割近い36.4%となり、採用計画が未確定の企業も一定数あることが判明した。


インターンシップ期間は、1dayなど短期間が人気の傾向
次に、「インターンシップ実施を予定している」と回答した企業に実施期間を聞いた。その結果、最も多い回答が「1day」で73.7%(73社)と圧倒的多数に。2位以降は「2days」と「4day以上1カ月未満」が25.3%(25社)、「3days」が17.2%(17社)となった。
8割以上の企業が夏に開催予定
また、「インターンシップ実施予定」および、「実施時期決定済み」と回答した企業に「実施時期」を聞くと、82.9%が「8月もしくは9月を含む期間」を検討していることが判明。「10月以降のみ」を検討している人は15.7%と、全体の2割以下だった。例年、大学の夏季休暇となる時期に合わせてインターンシップが実施される傾向は、今年度も同様のようだ。
インターンシップもオンライン化が進行。約5割がオンラインでの実施を予定
次に、22卒向けインターンシップの実施方法を聞いた。すると「対面とオンラインを併用」が46.9%と最多となった。「全てオンライン」と回答した企業も6.1%あり、インターンシップでもオンライン化が進んでいることがうかがえる。一方で、「未定」とする企業も35.7%あり、インターンシップの実施方法について試行錯誤している企業もあるようだ。