「人を動かす」「道は開ける」の著者デール・カーネギーが1912年に設立したデール・カーネギー・トレーニングは、人間の持てる知識と才能を最大限に活用し、個人としても社会人としても成長の範囲を広げるセミナー・研修を提供し続けています。1963年に日本へ持ち込まれたこの独自のトレーニング手法は、その後日本のニーズ、文化に合わせて進化を遂げています。こちらでは、個人と組織がビジネス目標を達成する上で役立つトピックをご紹介します。
1. 早めに出社する。
始業時間の30分前に出社して困ることは何もありません。勤務時間中のストレスが100%軽減されるのなら、誰でもためらわずに睡眠時間を30分削るはずです。おそらく渋滞は発生しておらず、電車やバスもそれほど混んでいないでしょう。私達の多くは地下鉄や電車で通勤しますが、30分はもちろんのこと、10分でも東京の満員電車を避けることができればしめたものです。この30分の間に一日のプランを立てて優先事項を決め、誰にも邪魔されずにメールの受信箱を片付けることができます。夜のうちに届いたメッセージにきちんと返事する時間が確保でき、朝一番で新しいメールが届く前に受信箱を整理できます。落ち着いた静かなオフィスでコーヒーを楽しむという特典もついてきます。

2. スケジュール帳を持つ。
デジタルのツールによって時間の管理が脅かされる一方で、まさしくその技術によってスケジュールを守ることも可能です。デジタルカレンダーの先を考えましょう。あなたには20項目のやることリストがありますか?各項目にどれだけ時間がかかるか計算してオンラインのスケジュール帳に入力し、次の事に進む時間になるか、トイレやコーヒー、同僚とおしゃべりする5分間の休憩時間が来たら音が鳴るようにセットします。こうすれば、アラームがストップをかけるまで仕事がはかどりそうです。40-50分間集中した方がだらだらやるより効率が良いですし、席から立ってオフィスを歩いた方が肩や腰にもいいはずです。

3. 先送りしない。
インターネットほど、仕事の邪魔をするのが得意なものはありません。特にフェイスブックやツイッターなどのソーシャルネットワークサイトは手ごわい相手です。しかし、ニューヨークタイムズ紙のチャールズ・デュヒッグの新著である「習慣の力」は、生産性に対してインターネットの魔力を封じることができるとしています。秘密はネットサーフィンをする理由を認めるところにあります。頭の中をクリアにする時間が必要なら、予定に組み込んでしまえば(「スケジュール帳を持つ」を参照)、好きなウェブサイトやソーシャルメディアの閲覧を1時間でなく5分か10分に抑えることが可能です。それよりおすすめなのは外に散歩に出ることです。戻れば仕事にすぐに取りかかれます。
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