近年、経産省および経団連をはじめとする財界から、事業全体を俯瞰して価値創造できる人財を、早急に社内育成する必要性が説かれています。しかし、現状における企業の教育研修プログラムは、この要請に応える内容として十分とはいえないという指摘があります。本セッションでは、コマツの「BM(ブランドマネジメント)活動」を取り上げ、これからの企業が「事業創造人財」を社内育成し、単品ビジネスを脱して事業全体の差別化を実現させていくための方法論とその実践の在り方について提言がなされました。

講師

  • 加藤 雄一郎氏

    加藤 雄一郎氏

    名古屋工業大学 産学官金連携機構 特任教授

    東京工業大学大学院 博士課程 価値システム専攻修了。博士(学術)。食品会社、広告会社を経て、2003年に名古屋工業大学大学院 産業戦略工学専攻に着任。2015年10月から現職。専門はマーケティング、競争戦略、組織開発、事業創造人財育成。建機、電子機器、自動車、トイレタリ、食品など企業を対象にした事業価値創造プロジェクトや人財育成研修など企業指導多数。主な著書として、『JSQC選書9 ブランドマネジメント:究極的なありたい姿が組織能力を更に高める』(日本規格協会)、『理想追求型QCストーリー:未来の顧客価値を起点にしたコンセプト主導型の新製品・サービス開発手法』(日科技連出版社)がある。2015年よりデミング賞審査委員会委員。


事業創造人財育成と組織開発

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