
中途採用の一次面接の役割は「応募者の基本的な技能と資格の確認」など
すでに社会人経験のある求職者の選考を行う中途採用面接は、学生の選考を行う新卒採用面接と異なった対応や評価基準が求められる。特に一次面接は、求職者と向き合う最初の場であるが、この中途採用の一次面接官を経験したことのある人は、実際にどのような意識で臨んだのだろうか。はじめにPortRayは、「就職や転職時における一次面接をどのような役割だと考えるか」を尋ねている。すると、「応募者の基本的な技能と資格の確認」が47.3%、「応募者のコミュニケーション能力と対人スキルの確認」が42.7%、「応募者の仕事に対するモチベーションと熱意の評価」が42.7%となった。

約9割が「自社の求める人物像」を理解して面接に臨んでいる
次に同社は、「自分が所属している企業の求める人物像を明確に理解した状態で面接を行えていると思うか」と尋ねた。その結果、「非常にそう思う」が30.9%、「ややそう思う」が58.2%で、合計89.1%となった。9割に迫る人が、自社の求める人物像を理解して面接に臨んでいることがわかった。
「しっかりと応募者を評価できている」とする人は8割以上に
また、「一次面接にてしっかりと応募者を評価できているという自信があるか」と尋ねたところ、「非常にある」が30.8%、「ややある」が53.6%となった。「ある」との回答は合計84.4%となり、8割以上の人が「一次面接でしっかりと応募者を評価できている」との自信を持っているようだ。
9割弱が「合否理由をしっかりと説明できている」と回答
同社は続いて、「一次面接の合否理由をしっかりと説明または報告できていると思うか」と尋ねた。すると、「非常にそう思う」が28.2%、「ややそう思う」が60.9%で、合計は89.1%となった。9割弱が「一次面接の合否理由をしっかりと説明または報告できている」と感じていることが明らかとなった。
一次面接の合否理由をしっかりと説明または報告できていると思うか
最後に同社が、「一次面接の必要性についてどう思うか」を尋ねたところ、「全く必要性を感じない」が10.1%、「あまり実施する意味を感じないのでできればやりたくはない」が32.7%となった。これらを合計すると42.8%となり、4割以上の人が“一次面接の必要性”を感じていないことがわかった。