総合1位は3年連続で「資生堂」。2~3位は前年から大幅アップ
「企業の女性活躍度調査」では、“働きがい”と“働きやすさ”の2つの観点で、企業の女性社員活用実態を4つの指標(「管理職登用度」、「女性活躍推進度」、「ワークライフバランス度」、「人材多様性度」)で測定。それらの合計点を偏差値にして総合スコアを出し、ランキングを作成している。2024年の総合ランキングで1位となったのは「資生堂」で、一昨年と昨年に続き3年連続となっている。資生堂は女性人材の強化に注力しており、これまで女性リーダー育成塾の開講のほか、上位管理職排出に向けた選抜型研修や、女性役員・女性社員間のメンタリングプログラムなどを実施。その結果、2024年1月時点で同社グループ内の女性管理職比率40.0%を達成している。
2位にランクインした「りそなホールディングス」は、2023年の5位から順位を上げている。同社は2023年度の女性ライン管理職比率が34.5%と、12年連続で比率をアップ。新任女性部店長・副支店長向けの「メンタリング制度」や、「女性支店長トレーニー制度」の導入などにより、女性役員登用候補者の増加を目指しているという。
3位は「東京海上日動火災保険」で、こちらも2023年の10位から大幅なランクアップとなった。同社は上位階層の女性リーダー(役員・部長クラス)の排出に向けて2020年から導入した「メンター制度」について、2023年度から対象者を大幅に拡大。さらなる女性管理職の育成に力を注いでいるという。
そのほか、総合ランキングBEST10は以下の通り。