【コロナ禍を経た25卒生】「大学生活の満足度」は24卒より高く
株式会社学情は、「学生生活の満足度」に関する調査結果を発表した。はじめに25卒生306名を対象として、「大学生活に満足しているか」を尋ねた。すると、「満足している」との回答は79.4%と8割に迫った。24卒生を対象とした前年同期の調査と比較すると、「満足」の回答割合は8.7ポイント増加したとのことだ。その理由として、「授業、サークル、アルバイトとさまざまなコミュニティができた」、「高校生の時から興味のあった分野を学ぶことができ、授業が充実している」などの声が寄せられたという。次に、「大学生活で力を入れていること(ガクチカ)」を尋ねたところ、最も多かったのは「大学の授業」だった。以下、「アルバイト」、「部活・サークル」、「ゼミ・研究室」と続いた。
合わせて、「今年度(2023年度)、今の学年で特に力を入れて取り組みたいこと」を聞くと、「就職活動準備」、「ゼミ・研究室」、「大学の授業」、「資格取得のための勉強」が続いたという。
【新社会人】7割超が“入社後すぐのテレワーク”を不安視。「仕事の進め方」に懸念か
株式会社学情は、「入社後すぐのテレワーク」に関する調査結果を発表した。まずは2024年4月に入社を控える新社会人396名を対象に、「入社後すぐに『テレワーク』を実施することに不安はあるか」を尋ねた。すると、「不安がある」との回答は74.5%と7割を超え、「不安がない」との回答は15.9%にとどまった。「不安がある」とした人からは、「対面の方が質問しやすい」、「わからないことがあったときに質問できる方がありがたい」などの声があがったという。一方、「不安がない」とした人からは「オンライン授業に慣れているのでそこまで不安はない」などの声が聞かれ、学生時代のリモート経験により不安を感じない人もいるようだ。
そこで、「不安となること」を尋ねると、「仕事の進め方の習得」が最も多かった。以下、「先輩や上司などの社内の人間関係」、「仕事で必要なスキルの習得」、「同期とのつながり」が続いたという。
新社会人の7割以上が“入社後すぐのテレワーク”を不安視。リモート慣れした24卒生が懸念することとは?
【25卒採用】広報解禁日より前に「内定出し開始」する企業は4割以上に
株式会社ジェイックは、「25卒採用活動に関するアンケート」の結果を発表した。はじめに上場および非上場企業の人事責任者・担当者132名を対象として、「25卒の採用活動における内定出し(内々定含む)の開始時期」を尋ねた。その結果、「2024年3~5月」が45.5%で最も多かった。他方で、25卒の採用広報の解禁となる2024年3月より前とした企業は、計45.4%となった。続いて、「採用選考(本選考)の開始時期」を尋ねたところ、「2024年3~5月」が3割を超え最多となった。他方で、2024年3月以前とした企業は、合わせて約6割だった。そこで、「25卒採用選考の開始時期は24卒と比較して変化したか」を尋ねると、「24卒より早めた(早める予定)」とした企業は6割に迫ったという。
さらに、「近年の新卒採用の実施期間の傾向」を尋ねた。すると、「長期化の傾向にある」が7割以上となり、新卒採用は早期化・長期化している現状がうかがえる。
【25卒採用】広報解禁日より前に「内定出し開始」の企業は4割超。約6割の企業で24卒採用より選考開始時期が早期化
「2023年・障害者雇用状況の集計結果」を厚労省が公表。実雇用率は前年より上昇
厚生労働省は2023年12月22日、「2023年(令和5年)・障害者雇用状況の集計結果」を公表した。これは、「障害者雇用促進法」に基づき、2023年6月1日時点の身体障がい者、知的障がい者、精神障がい者の雇用状況について報告を求め、前年(2022年)の同調査と比較したものだ。民間企業(法定雇用率:2.3%)における障がい者の実雇用率は、過去最高の2.33%(前年2.25%)だった。また、法定雇用率を達成した企業の割合は半数を超えた。
公的機関(法定雇用率:2.6%、都道府県などの教育委員会:2.5%)の障がい者実雇用率は、国が2.92%(2.85%)、都道府県が2.96%(2.86%)、教育委員会が2.34%(2.27%)となった。
独立行政法人等(法定雇用率:2.6%)の障がい者実雇用率は、2.76%(2.72%)となり、いずれにおいても、実雇用率は前年より上回っていることが明らかとなった。
なお、民間企業の法定雇用率は、現行の2.3%から2.5%(2024年4月~)、2.7%(2026年7月~)へと段階的に引き上げられることが決定している。
【障がい者雇用】『2023年・障害者雇用状況の集計結果』を厚労省が公表。「法定雇用率」達成企業の割合は50%超に
【2023年度の確定申告】「今年度も実施」は約半数。“医療費控除”や“ふるさと納税”を申告か
株式会社スガワラくん(税理士・菅原由一)は、「確定申告」についての調査結果を発表した。まずは同社運営の「脱・税理士スガワラくん」を通じて20~69歳の有職男女2,000名(10歳刻みに各500名)を対象に、「確定申告の経験があるか、および今年は確定申告をするか」と尋ねた。その結果、「確定申告をする予定がある」との回答は47%と半数に迫った。そこで、確定申告の経験者および今年予定している人を対象に、「申告内容」を尋ねた。すると、「医療費控除」と「ふるさと納税」がいずれも3割以上となった。また、昨今“副業ブーム”と言われる「副業関連(経費・住民税など)」については、1割程度となった。
また、確定申告の経験者、かつ今までに確定申告で失敗した・間違えたことがある人に、「その内容」を尋ねると、「確定申告漏れ」が最も多かった。以下は、「ふるさと納税の『ワンストップ特例』無効」、「ふるさと納税の限度額超え」が続いたという。