
【アフターコロナ】フル出社は約4倍に。「オフィス回帰」の一方で、満足度は下降傾向か

また、「働き方と満足度」の関係性を調べたところ、「テレワーク」では働き方に「満足」との回答が8割に迫った。以下、「満足」とした回答者は「ハイブリッド勤務(週1~2出社)」、「ハイブリッド勤務(週3~4出社)」、「フル出社」と続き、出社回数が増えるにつれて、満足度は下がる傾向にあることがわかった。
アフターコロナでフル出社が4倍増、“出社回帰”の傾向に。テレワーク/ハイブリッド勤務の満足度の差は?
23卒新入社員の約4人に1人が「3年以内の離職」を予定。勤続意向に影響する環境とは

また、10年以内に離職意向を持つ人を対象に、「今の会社で長く働くと思わない理由」を尋ねると、「(結婚・出産など)ライフステージに合わせて働き方を変えたいから」が最多となり、およそ3人に1人の割合となった。以下、「給料が低いから」、「いろいろな会社で経験を積んでいきたいから」と続いた。
他の設問から、23卒新入社員の定着率には、「給与」、「カルチャー」、「上司とのコミュニケーションの頻度や内容」が影響することも明らかとなった。
23卒新入社員の24%が「3年以内に離職する」と回答。定着率には「給与」、「カルチャー」、「コミュニケーション量」が関連
【20代経験者採用】成功のカギは“入社時期”や“ターゲット”の明確さか

また、「『第二新卒採用』や『ポテンシャル採用』など、20代がターゲットであることを明確にした募集は魅力を感じるか」と尋ねたところ、関心を示す人は8割を超えた。そのほか、「幹部候補採用」など、幹部候補として育成するキャリアパスがある募集にも魅力を感じているとした20代社会人は、約4割におよぶことが明らかとなった。
【2023年末賞与・ボーナス】プライム上場企業の冬ボーナス平均支給額とは

あわせて、196社を対象に「2023年年末一時金の支給月数および2022年実績との差」を比較した。その結果、全産業の平均月数は「2.56ヵ月」だった。また、最高月数は「5.55ヵ月」と前年同期(5.02ヵ月)を上回り、最低月数は「1.5ヵ月」で前年同期(1.5ヵ月)と同水準であることも明らかとなった。
【2023年末賞与・ボーナス】プライム上場企業の冬ボーナス平均支給額は「80万28円」。2年連続のプラスで回復傾向に
“入社後のギャップ”を約8割が実感。ギャップが原因となり退職するケースも

さらに、「就業前後のギャップが原因で仕事を辞めたことがある」とした人は、過半数を超えたとのことだ。そこで、「退職の原因となった一番のギャップポイント」を尋ねたところ、「職場の雰囲気」が最も多く、以下、「仕事の内容」、「時給・給与」と続いた。
また、ギャップを減らすには、「よい面だけでなく悪い面も教えてくれる会社を選ぶ」、「疑問・不安な点は入社前に必ず確認する」の2つが上位となった。入社後のギャップを減らすには、企業の長所や短所、入社に当たっての疑問や不安を事前に共有することが効果的といえそうだ。
約8割が“入社後ギャップ”を実感し早期離職も。仕事内容のギャップは「1ヵ月以内の離職」を招く恐れ