入社後は「出社」を希望する新社会人は「テレワーク」希望の2倍以上に
2023年4月に入社を控える新社会人は、大学生活の大半を新型コロナウイルス感染症の影響下で過ごし、リモートやオンラインでの対応に慣れている世代である。そうした世代の新社会人は、企業への入社・配属後にどのような働き方を希望しているのだろうか。学情はまず、「入社後の働き方は、主に『出社』と『テレワーク』どちらを希望するか」と尋ねた。すると、「出社」は22%、「どちらかと言えば出社」が33.6%と、「出社を希望する」との回答の合計は55.6%となった。他方で、「テレワーク」は8.2%、「どちらかと言えばテレワーク」は15.4%で、「テレワークを希望する」との回答の合計は23.6%だった。大半が「テレワーク」より「出社」を希望していることが分かった。「出社を希望する理由」を自由回答で尋ねると、「出社して職場の雰囲気に慣れたい」や「テレワークだと業務の進め方があっているか自信を持てない」、「リモートでの長期インターンシップを経験したが、1人で作業を進めるのに不安があった」などの回答があったという。
7割は「テレワークの制度」も利用したいと考えている
次に同社は、「入社する企業に『テレワーク』の制度があったら利用したいか」と尋ねた。すると、「利用したい」が43.3%、「どちらかと言えば利用したい」が31.5%で、「利用したい」との回答の合計は74.8%となった。他方の「利用したくない」は2.5%、「どちらかと言えば利用したくない」は4.8%で、「利用したくない」人の合計は7.3%にとどまった。「テレワーク制度を利用したい理由」を自由回答で尋ねると、「出社とテレワークを組み合わせられると、メリハリのある働き方ができると思う」や、「集中力が必要な仕事など、テレワークの方が進めやすい業務もある」、「通勤時間がない分、効率よく働ける」などといった声が集まったという。