4割以上が「コロナ禍における会議数の減少」を実感している
新型コロナウイルス感染症の感染拡大下において、企業の「会議」はどのように変化しているのだろうか。はじめに客家は、「コロナ禍における会議数の変化」について尋ねている。その結果、20.5%の経営者が「かなり減った」、22.5%が「やや減った」と回答した。「会議が減った」との回答は合わせて43%となり、「変わらない」と回答した39.6%を上回る結果となった。
「会議の質の低下」を実感する経営者は約2割に
「コロナ禍における会議の質の変化」について尋ねた質問では、「変わらない」との回答が53.8%と最も多くなった。一方で、「会議の質はかなり低下した」が3.3%、「やや低下した」が15.5%となり、約2割の企業において、コロナ禍前よりも会議の質の低下を実感していることがわかった。「会議の質の低下」の要因は「コミュニケーション不足」や「エンゲージメント低下」など
続いて、「会議の質が低下した」との回答者を対象に、「質が低下する要因として考えられるもの」について複数回答で尋ねたところ、約半数にあたる49.2%が「会議前のちょっとした口頭の打ち合わせができない」と回答した。次いで、「オンラインによる発言の躊躇」が47.5%で続いた。さらに、「報告・連絡事項のみの会議となっている」が33.9%、「コロナ禍で社員のエンゲージメントが低下」が30.5%となった。
自由回答では「複数の意見が飛び交いづらい」、「心理的距離を感じる」などの声が挙がっており、会議数の減少による「コミュニケーション不足」や、「これまでとは異なる会議の開催方法への戸惑い」が、会議の質の低下を招くことが推測できる結果となった。