コロナ禍前は7割の人が「リモートワークはできない」と考えていたことが判明
まず、県は本調査で、「2020年2月以前(新型コロナウイルスの流行以前)は、仕事柄上、リモートワークはできないと思っていたか」と尋ねている。すると、「できないと思っていた」が70%、「できると思っていた」が30%という結果に。7割がリモートワークは実現不可能と考えていたようだ。「現在のリモートワーク状況」については、「コロナ禍前もしていて、現在もしている」が10.3%、「コロナ禍前はしていないが、現在はしている」が34%となり、現在リモートワークを行っている人は、合わせて44.3%となった。
コロナ禍を経て4割以上が「地方移住・地方勤務」をポジティブに捉えている。20~30代では半数以上
「コロナ禍を経て、地方に住むことや働くことにポジティブな気持ちになったか」との質問には、「そう思う」と「どちらかというとそう思う」を合わせて、「そう思う」との回答が40.3%となった。中でも、20代は54.2%、30代は51.5%が「そう思う」と回答しており、若い世代では半数以上が地方移住や就業にポジティブな気持ちを抱いていることがわかった。「地方移住に対する意識」については経営者と従業員の間でギャップも
続いて、経営者・役員に対して「現場のスタッフが、地方で働きたい気持ちがあると思うか」と尋ねている。すると、「そう思う」(5.5%)、「どちらかというとそう思う」(15%)を合わせて、5人に1人となる20.5%が「そう思う」と回答した。一方、実際に地方で働くことに対してポジティブな気持ちを抱いている従業員は、「そう思う」(10.5%)と「どちらかというとそう思う」(34.5%)を合わせて45%となっており、経営層と従業員の間の認識の差が浮き彫りになった。