就業不能の原因は約7割が「病気」。年代別に見るその原因とは
経営者が就業不能になった場合、事業にはどのような影響があるのだろうか。はじめに、「就業不能になった原因」について尋ねた。すると、「病気」(67%)が最多回答となり、以下「業務外の事故(ケガ)」(18.9%)、「業務に関連した事故(ケガ)」(11.9%)が続き、病気による就業不能が最も多いことがうかがえる。就業不能により会社の売上が「減少」した経験がある割合は
さらに「会社経営を離れていたことにより売上は減少したか」と尋ねた。すると、60.7%が「減少した」と回答し、過半数を越えた。不安要素は「顧客や従業員への迷惑」が最多。事業継続に関わる懸念も
さらに、「会社経営から離れていた際に仕事について不安だったこと」を尋ねた。すると「顧客に迷惑をかけること」が46.8%で最も多く、次いで「従業員に迷惑をかけること」が36.4%で続いた。自身の就業不能により、クライアントや従業員に影響が出ることを懸念する経営者が目立つ結果となった。また、「経営の代行・後任」(35.9%)や「自分だけが担当している事務作業(給与や支払い振り込み、帳簿など)」(30.8%)などの割合も高く、経営者本人のみが担っている業務もあることから、それができなくなったときの事業継続について懸念する経営者も多いことがうかがえる。