配属先を明示してほしい時期は「内々定・内定取得後から入社を決める前まで」が最多
新卒採用を行う企業では24卒生の採用活動が本格化し、採用者や配属先の選定をしている企業も多いだろう。一方の就活中の24卒生は、いつ配属先が決定することを希望しているのだろうか。はじめにリクルートは、「就職先を決める前に配属先が確約されていた方がよいか」を尋ねた。すると、「確約されている方がよい」と「どちらかというと確約されている方がよい」の合計は8割にのぼったという。
そこで、「配属先について明示してほしい時期」を尋ねたところ、「内々定・内定取得後~入社を決める前まで」が22.3%で最も多かった。また、「配属確約での応募」(14%)、「選考時」(19.3%)、「内々定・内定取得時」(18%)、「内々定・内定取得後~入社を決める前まで」(22.3%)を合わせると、「入社を決める前まで」とした人は合計73.7%と、7割におよんだ。
さらに、「就職先を決める前に配属先が確約されている方がよい」とした学生の回答を見ると、「配属確約での応募」が25.7%で最も多かった。「どちらかというと確約されている方がよい」の9.7%と比べても、早い時期の配属先明示を希望している人が多いことがうかがえる。
民間企業への就職確定者のうち、約4分の1が「入社決定前」に配属が確定
次に同社は、「2023年6月12日時点の進路確定状況」を尋ねた。その結果、「民間企業への就職が確定している」が63.9%、「民間企業以外への進路が確定している」が3.2%、「まだ進路は確定していない」が32.8%となった。また、「就職先を決める前に配属先が確約されていた方がよい」とした学生のうち、入社を決める前に配属先が確定していた学生は40.8%と、4割にとどまった。