
6割以上の経営者および採用担当者が「ChatGPTを知っている」と回答
AI関連技術を開発する非営利組織OpenAIが公開した「ChatGPT」は、対話に特化した言語モデルとして2023年3月に公開された。現在では各企業でもChatGPTを活用したサービスの開発や提供が進んでおり、注目度が高まりつつある。そのChatGPTを活用できるスキルは、企業の採用に影響するのだろうか。はじめにキープレイヤーズは、「『ChatGPT』という言葉を聞いたことがあるか」を尋ねた。すると、「はい」が62%、「いいえ」が38%で、6割以上が「ChatGPT」という言葉を知っていると回答した。

6割の企業がChatGPTに関するサービスを「提供予定/開発意向がある」と示す
次に同社は、「ChatGPTという言葉を聞いたことがある」とした回答者に、「ChatGPTに関するサービスを提供する予定はあるか」を尋ねた。その結果、「提供している」が0.6%、「まだ提供していないが開発している」が4.5%、「開発していないが活用法があればサービスに取り込みたい」が55.5%で、合計60.6%だった。6割がChatGPTに関するサービスを提供済みまたは提供への意欲があり、開発に前向きであることがわかった。
「ChatGPTを活用できる人材を積極的に採用したい」との回答は2割を超える
続いて同社が、「ChatGPTを活用できる人材を積極的に採用したいと思うか」を尋ねたところ、「まだ採用する予定はない」が78.1%で8割に迫った。一方で、「積極的に採用したい」(8.4%)、「できれば採用したい」(13.5%)の合計は21.9%と、ChatGPTが活用できる人材を積極的に採用したいと考えている企業も2割以上あることが明らかとなった。
4割以上が「ChatGPTを活用できる候補者」は採用意向度が上がると回答
最後に同社は、「採用候補者がChatGPTを活用できたら採用意向度は上がるか」を尋ねた。すると、「採用意向度が上がる」(17.4%)と、「やや採用意向度が上がる」(26.5%)の合計は44.1%と、4割以上がChatGPTを活用できる採用候補者に対し採用意向が高まることがわかった。