22卒入社の8割弱がテレワーク勤務。そのうち約半数は「週に数回の頻度」を想定
新型コロナウイルスの流行によりテレワークの普及が進む中、2022年4月入社の新入社員におけるテレワーク実施率はどの程度なのだろうか。はじめにライボが「テレワーク実施率」について調べると、「実施している」が79.8%、「実施していない」が20.2%となった。
併せて、「入社日当日の勤務形態」を尋ねると、「出社」が60.5%、「リモート」が39.5%だった。
就職活動時の企業選定で「テレワーク勤務」はどの程度考慮されたか?
続いて同社は、「就職活動時の企業選定の条件としてテレワークを重視したか」を全員に尋ねた。その結果、「こだわっていなかった」が59.6%、「低めの希望条件だった」が8.8%で、合計68.4%が「テレワークを重視していなかった」と判明。このことについて、Job総研は「コロナ禍でリモート授業を経験した世代にとって、テレワークという働き方は“当たり前”となり、就活の企業選定で重要視するほど特別なことではないのかもしれない」と推察している。一方で、企業選定においてテレワークを「重視した」とした約3割に「その理由」を尋ねたところ、「通勤コストの負担がなくなるため」が43%で最多だった。以下、「生産性がアップするため」が17.7%、「新型コロナの感染リスクを減らすため」が16.5%と続いた。
入社式の参加形態は出社とリモートが半々。研修はリモート参加が多数
さらに、同社は「入社式と研修の参加形態」について調べている。その結果、「入社式の参加形態」については、「対面式」が50%、「リモート式」が50%と二分していた。また、「研修の参加形態」については、「リモート研修」が68.4%、「対面研修」が29.8%という結果だった。入社式は対面とリモートが半々だった一方で、研修はリモート参加が7割に迫った。
約7割がテレワーク勤務に「満足」と回答。賛成派も9割以上に
最後に、同社が「テレワークの満足度と賛否」について尋ねている。「テレワークの満足度」については、「満足」が36.8%、「やや満足」が34.2%で、合計71%がおおむね満足と感じていることがわかった。一方で、「不満」が2.6%、「やや不満」が7.9%となり、合計10.5%が、テレワークを行う上で何らかの不満を抱えていることが明らかとなった。また、「原則出社なのでわからない」との回答は18.4%だった。加えて、「テレワークへの賛否」については、「賛成」が68.4%、「やや賛成」が27.2%で、合計95.6%が「賛成派」となっていた。一方で、「反対派」は4.4%にとどまった。