7割以上の新社会人が、リアルでの入社式を希望
2022年4月に入社を控える新社会人は、新型コロナウイルス感染症の影響により就職活動をオンラインで行う機会が多かったが、入社式や新入社員研修についてはどのような形式を希望しているのだろうか。はじめに学情は、「入社式はリアルとオンラインのどちらを希望するか」を尋ねている。その結果、「リアル」が42%、「どちらかと言えばリアル」が30.5%で、合計72.5%がリアルでの開催を希望していることがわかった。
フリーコメントでは、その理由として「同期社員との親交を深めたい」や「会社の雰囲気を肌で感じたい」、「面接が全てオンラインだったので、社員の方と直接会って話してみたい」といった回答があった。入社式で同期社員や上司と直接顔を合わせることで、人間関係を築くきっかけにしたいと考えている新社会人が多いことがうかがえる。
新入社員研修も、リアルを希望する新社会人が7割以上に
続いて同社は、「新入社員研修はリアルとオンラインのどちらを希望するか」を聞いている。すると、「リアル」が49%、「どちらかと言えばリアル」が27.8%で、合計76.8%という結果だった。7割を超える新社会人が、新入社員研修をリアルで実施してほしいと考えているようだ。その理由として、「リアルのほうが質問をしやすい」や「実際に見たり経験したりしたほうが、早く仕事を覚えられると思う」、「一緒に研修を受けることで、同期同士のつながりができると思う」などの回答があり、「実際の体験」や「研修をきっかけとした同期とのつながり」を重視する傾向がうかがえる。
一方、オンライン開催を希望する新社会人の自由回答からは、「配属後は出社とテレワーク両方で仕事をする可能性があるので、オンラインにも慣れておきたい」や「座学はオンラインのほうが受けやすいこともあると思う」といった声があがった。新入社員研修については、リアルとオンライン、それぞれのメリットを活かしながら実施してほしいという意向もあるようだ。