2023年卒の学生に対する認知度は4割超に
テレワークに伴い「目指す成果」や「担当領域」を明確にする動きが増し、「ジョブ型」が注目を集めている。経団連も新卒採用における「ジョブ型雇用」を推進するなか、学生の認知は広まっているのだろうか。はじめに全学生に対し、「『ジョブ型』を知っているか」と尋ねた。すると、全体では「言葉も意味も知っている」が16.3%、「言葉は知っている」28.6%で、合計44.9%に。インターンシップ広報が解禁となった6月時点で、4割以上の学生が「ジョブ型雇用」を認知していることが明らかになった。
「ジョブ型」に対しする学生のイメージとは?
続いて、「『ジョブ型』に対して持っているイメージ」について尋ねた。すると、「スキルが身に付きそう」(50%)が最多に。以下、「希望する仕事ができそう」(38.9%)、「専門性や大学で学んだことを活かせそう」(38.2%)と続いた。「ジョブ型」により“スキルを高めたり、専門性を活かした仕事ができたりする”というイメージを持つ学生が多いことがわかった。約7割が「ジョブ型採用」を実施している企業へのプレエントリーを希望
次に、「『ジョブ型採用』を実施している企業にプレエントリーしたいか」を尋ねた。すると、「プレエントリーしたい」が25.1%、「どちらかと言えばプレエントリーしたい」が41.2%となり、合計66.3%に。約7割の学生が、「ジョブ型採用」で募集している求人に、プレエントリーしたいと考えていることが明らかとなった。プレエントリーに意欲的な学生の自由回答からは、「マーケティング職を志望しているので、ジョブ型採用は魅力的」、「ITエンジニアとしてスキルを習得する働き方をしたい」、「自分の適性や強みと照らし合わせながら、仕事選びができると思う」といった声が挙がった。自身の適性・強みや志望職種が明確になっている学生が、「ジョブ型」を実施する企業への志望度が高いことがうかがえる。