株式会社JX通信社(以下、JX通信社)は2021年6月22日、同社が採用を進める全ての職種を対象に、応募者が副業・複業の形で体験入社できる「おためし入社」制度を導入したと発表した。希望する採用応募者は「副業・業務委託」として実際の業務に関わり、その体験を通じて「正式入社するかどうか」を判断する仕組みだ。これにより、応募者と企業双方の納得度を高め、ミスマッチを減らしていきたいという。
入社後のミスマッチを防ぐ「おためし入社」とは。採用応募者が副業で業務体験できる、JX通信社の新採用選考制度

「おためし入社」は副業・業務委託から始める新たな採用選考制度

昨今、転職や中途採用市場が活性化している。しかし、面接を中心に行われてきた従来の採用選考において、「ミスマッチのために採用者がすぐに辞めてしまう」といった課題を感じている企業は多いだろう。

JX通信社が新たに始めた「おためし入社」制度とは、採用応募者が希望する場合、入社前に副業または業務委託の形で体験的に働くことができる採用選考制度だ。この制度により、一定の選考段階に進んだ応募者は、報酬を得ながら副業等の形態で働き、同社のカルチャーや働き方等を深く知ったうえで正式入社を見極めることが可能になる。このため、双方のミスマッチを防ぎやすくなるという。

対象となる職種は、同社で採用・募集している全てのポジション(Flutter エンジニア、エンジニアリングマネージャー、機械学習エンジニア、デザイナー等)だ。実際に体験できる業務内容や条件については、応募者とのコミュニケーションを通じて、JX通信社がオーダーメイド的にアレンジする。


従来の形式的な採用選考のみでは、実際の業務内容や企業文化などが十分に伝わらず、入社後のミスマッチが起こってしまうケースもあるだろう。企業・応募者双方がより納得する採用を行うために、より柔軟な選考制度の導入を検討してみてはいかがだろうか。

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