「個」と「企業」の自律に、研修と実践機会を提供するプログラム
働き方改革、コロナ禍の影響もあり、これからの企業は変化に柔軟に対応できる「自律型組織」への転換が迫られている。働く個人も同様で、自ら主体的にキャリアを開発することが求められるようになる。このような時代背景から、プロティアン・キャリア協会(以下、同協会)とエンファクトリーは、両社のサービスを連携させることで、組織と個人を支援することを決めたという。同協会は、法人向けに最新キャリア理論を用いた「プロティアン研修」を実施しているが、その実践機会として、エンファクトリーの越境学習サービス「複業留学」などを活用。同協会認定のメンターやファシリテーターが、キャリア開発と複業活動の支援を行うことも検討しているという。また、個人向けには、同協会に属する会員に向けた取り組みを2021年4月以降に進めていくとしている。
日本型終身雇用の制度疲労や働き方の多様化の影響で、組織と働く個人の関係性は変わりつつある。しかしながら、変化の激しい中においても、組織運営の基盤づくりには人材が欠かせない。社員一人ひとりの能力開発や意識改革を進める一歩として、キャリア自律のプログラムは参考になるだろう。