テレワークで一日の平均歩数が8割減少するケースも
2020年4月の緊急事態宣言発令以降、テレワークを進める企業が増加している。これにより通勤ストレスから開放される一方、外出機会の低下から運動不足が大きな問題となった。そこでBeatFitは、緊急事態宣言下での運動や健康に関する調査を実施。はじめに「テレワーク導入前後の一日の歩数平均」を見ると、テレワーク導入前が7,986歩だったのに対し、導入後は2,001歩と80%減少したことがわかった。また、テレワークで運動不足に悩む人の割合は63.9%にのぼり、6割以上のビジネスパーソンが運動不足の問題を抱えている実態が明らかとなった。「運動不足」は死亡リスクの第3位に。企業主導の働きかけが必要
運動不足は、「心身不調」や「生産性低下」などによる業務パフォーマンスの低下といった短期的リスクだけでなく、長期的には生活習慣病のリスクもはらんでいる。厚生労働省が2007年に発表したデータによると、運動不足は「喫煙」、「高血圧」に次ぐ死亡原因の第3位で、塩分やアルコールの高摂取よりも高い結果となっている。一部企業では緊急事態宣言後に休職者が増加するケースも増加しているといい、企業として従業員の運動不足解消に向けた施策実施が急務と言えるだろう。※ 健康経営®は、NPO法人健康経営研究会の登録商標です。