八代市は市内にIT関連企業のオフィスが少ないことで、若者の地元就職が叶わないという課題を抱えている。IT企業への就職を希望する若年層は、県外や市外へ流出せざるを得ない状況にあり、市内の雇用創出と産業活性化に向けた施策を講じる重要度は高かったと推測できる。今回の協定締結を機に、八代市の中心市街地が若者にとって働ける場所、また魅力ある場所となっていくことが期待される。
ファクトリーは、Web制作のコンサルティング・制作・構築事業を行う「MARUKU」と、芦北町と立地協定を結び、Webサイトの企画・制作を行う「WEBTATE」と共に、熊本県南地域を中心にICTビジネスの集積地帯を創ることに注力するとしている。今後も、3社それぞれが県南地域の活性化に向けて、新規雇用の計画や事業を進めることになる。こうした地域と企業が連携した取り組みは、地方創生や新たな雇用創出に繋がる動きとしてますます注目を集めるだろう。