ソフト重視の文系、デジタル重視の理系
複数社から内定をもらったとしても就職できるのは1社だけですから、最終的にはその1社を選ぶ必要があります。そこで、今度は就職活動を終了した学生を対象に、「入社を決めた理由」を複数選択で聞いてみました[図表8]。文系と理系で共通する部分もあれば、違いも見つかりました。
文理で違いが見られたのはこの後です。「人事の対応・人柄」は文系49%に対して理系は30%と20ポイント近い差が表れています。続く「会社の特徴・特色」でも文系43%、理系34%、「社員の対応・人柄」は文系41%、理系31%と、それぞれ10ポイント前後の差がついています。文系で2位だった「会社の雰囲気」と合わせて、「雰囲気」「人柄」といった個人によってとらえ方も異なるソフトの側面を文系は重視しがちなのに対して、理系は「仕事内容」「事業内容」「給与」といった、ある意味デジタルな側面を重視している傾向があるといえます。
就職ナビの利用率が低い理系
次に、「入社予定企業を就職先候補企業として認知し始めた時期」について、文系と理系を比べてみましょう[図表9]。文系では、認知し始めた時期として最も多いのは「2021年1~2月」と「2021年3~4月」でともに23%となり、これらを合計すると「2021年1~4月」で46%と半数近くに上ります。「2020年3月以前」は13%にとどまります。
「入社予定企業との就職活動における最初の接点」についても見てみましょう[図表10]。文系では「就職ナビからのプレエントリー」が最も多く27%、次いで「インターンシップ」が23%、「企業のHPからのプレエントリー」が10%などとなっています。
