「大卒求人倍率」とは、リクルートワークス研究所が毎年4月末から5月連休明けの頃に発表する翌年の倍率のことです。新卒就職における基本指標の一つです。
1987年卒から発表されており、最高倍率は1991年卒の2.86倍(求人総数84万400人、民間企業就職希望者数29万3800人)、最低倍率は2000年卒の0.99(求人総数40万7800人、民間企業就職希望者数41万2300人)です。2002年卒から1.3倍台に回復し、2006年卒は1.60倍、2007年卒は1.89倍、2008卒と2009年卒は2.14倍と2倍を超えました。
リーマンショック後の景気低迷を受け、2010年卒1.62倍、2011年卒1.28倍、2012年卒1.23倍と低下が続いていたが、今年4月25日に発表された2013年卒の大卒求人倍率は1.27倍とわずかに上昇しました。なお求人倍率には、「新規求人倍率」「有効求人倍率」「高校・中学新卒者の求人・求職・内定状況」があり、いずれも厚生労働省が発表しています。大卒の求人倍率についてはワークス研究所の数字が唯一のものです。