社内会議に「無駄を感じたことがある」は約9割。「長時間の会議」、「参加者の選定」などが主因に
新型コロナ5類移行後は、従業員がオフィスワークとテレワークを選択できる「ハイブリッドワーク」という新しい働き方を導入する企業も増えている。ハイブリッドワーク時代の社内会議には、どのような課題があるのだろうか。はじめに弁護士ドットコムは、「社内会議中に無駄だと感じることがあるか」を尋ねた。すると、「無駄を感じたことがある」との回答が88.8%で、9割に迫った。
また、無駄だと感じる具体的な内容としては、「長時間の会議」が54.3%で最も多かった。以下、「議題が不明瞭」(44.5%)、「不要な人員が多い」(33.6%)、「別の方法(メールや社内ポータルなど)で既に伝えている事項を改めて共有する」(27.2%)、「会議の目的とは異なる雑談」(26.9%)と続いた。
「1時間超の社内会議」があるとした人は7割に迫る
続いて同社が、1日に実施している社内会議で「1時間超の社内会議は何割程度あるか」を聞いたところ、「ほとんどない」が30.8%で最多だった。一方、「1時間以内で会議が終わらない」(ほぼ全て:9.8%、7~9割程度:10.1%、半分程度:23.1%、1~3割程度:26.2%の計)は69.2%となった。「社内会議に不要な参加者がいる」とした人は半数を超える
次に同社は、「社内会議で参加不要だと思う社員は何割程度いるか」を尋ねた。すると、「ほとんどいない」が47.8%で最も多かったものの、「社内会議に必要ない参加者がいる」(ほぼ全員:1.4%、7~9割程度:1.4%、半分程度:14.3%、1~3割程度:35%の計)とする回答の合計が52.2%と、半数におよぶことも明らかとなった。過半数が社内会議の課題を実感。「会議の長さ」、「発言の偏り」、「結論の欠如」が上位に
続いて同社が「社内会議に課題を感じているか」を聞いたところ、「とても感じている」(14.3%)、「まあ感じている」(39.6%)を合わせて、過半数(53.9%)が「課題意識がある」と回答したとのことだ。一方、「あまり感じていない」(18.4%)、「全く感じていない」(3.5%)は約2割にとどまったという。そこで、「社内会議に課題を感じている」とした人に対し「具体的な課題はどこにあるか」聞いた。すると、「会議が長い」(36.7%)が最多で、以下、「発言者に偏りがある」(34.7%)、「結論が出ない」(34.6%)、「似たような会議が多い」(27.2%)、「いつも同じ人が発言している」(26.9%)と続いた。