約半数の中小企業経営者がSDGsを認知。初めて聞いたのは「ここ1~2年」が最多
社会的なSDGsの認知度は、ここ数年で向上していると見られるが、中小企業ではどの程度の取り組みを行なっているのだろうか。エヌエヌ生命はまず、「SDGsについて知っているか」と尋ねている。その結果、「知っている」が47%で、次いで「聞いたことがある(内容は知らない)」が29.9%となった。一方で、「知らない」は23.1%となり、内容までを含む認知率は、約半数程度であることがうかがえる。
さらに、SDGsを「知っている」または「聞いたことがある(内容は知らない)」とした5,558名への、「『SDGs』を初めて聞いたタイミング」に関する質問については、「ここ1~2年(2020~2021年)」が69.6%で最多となった。
SDGsの施策に取り組んでいる中小企業は1割にとどまり、認知率と大きな差に
次に同社は、全員を対象に「SDGsに関する施策に取り組んでいるか」について質問している。すると、「取り組んでいない・検討や予定もない」が62.8%で最も多く、6割超の中小企業では、SDGsへの取り組みを行なっていないことが判明した。一方で、「取り組んでいる」は10.4%にとどまり、SDGsの認知率が47%だったことと比較すると36.6ポイントも低くなった。