アフターコロナでも「在宅勤務」、「Web会議」、「時差出勤」などを継続希望か
新型コロナウイルスの流行下でテレワークやWEB会議などが普及したが、これらの施策に対し、ビジネスパーソンはどのような認識を持っているのだろうか。プレイライフはまず、「新型コロナによって導入が促進された施策や制度のうち、アフターコロナでも残って欲しいもの」を尋ねている。その結果、最も多く回答が集まったのは、「在宅勤務」で35.5%だった。以下、「WEB・テレビ会議」が31.5%、「時差勤務」が28.5%と続いた。
テレワークを継続させたい理由には「コスト削減」や「生産性向上」など
また、「在宅勤務など、テレワークが残ってほしい」とした回答者に、「その理由」について尋ねた結果を、「マネジメント層」と「全体」に分けて分析している。すると、マネジメント層では、全体の回答に比べてどの項目も選択した割合が高かった。内訳は「時間的なコストの削減」や「体力的負担の軽減」、「生産性向上」などとなり、それらをテレワーク継続の理由として考えているマネジメント層が多いようだ。半数近くのマネジメント層が「テレワーク制度の有無が転職意向に関わる」と回答
続いて同社は、「企業が在宅勤務やテレワークを実施することは、その企業への転職を検討するきっかけや判断材料になると思うか」と尋ねている。マネジメント層の回答を見ると、「とてもそう思う」が15.4%、「そう思う」が29.2%となり、合わせて44.6%が「テレワーク制度の有無が、その企業への転職に関する判断材料になる」と考えていることが判明した。アフターコロナのオフィスの役割は「コミュニケーションの場」が多数
また、オフィスの意義を問う「アフターコロナのオフィスの役割はどのように変化すると思うか」との質問に対しては、コミュニケーションに関する回答が多くを占めている。具体的には、「社内コミュニケーションのための場所」が29.8%、「社内メンバーとの信頼関係を構築する場所」が22.2%などとなった。特に、管理職とテレワーク経験者は、オフィスをコミュニケーションの場として捉える傾向がより強かったという。「業務の場」から、「コミュニケーションを目的とした場」へと、オフィスの機能も変化させていく必要がありそうだ。