日本ではより強い「心理的ストレス」を感じている可能性
世界的に猛威を振るう新型コロナウイルス感染症は、世界中の働く人々の意識にどのような影響を与えたのだろうか。「コロナ禍の中、雇用主から心理面で支えられていると感じるか」を尋ねると、「感じている」と回答した割合は、グローバル平均が71%だったのに対し、日本は53%で18ポイント低く、全ての地域の中で最下位となった。新型コロナウイルス感染症拡大の環境下で感じるストレスに対して、日本人は「心理面のサポートが不足している」と感じていることが判明した。また、「デジタル化に適応するために必要な機器とテクノロジーを自社が備えているか」については、グローバル平均が79%だったのに対し、日本は54%となった。こちらも日本の回答は平均より25ポイント低く、他の地域と比べて最下位だった。急速に進むデジタル化対応に満足する日本の回答者は約半数で、グローバルと比較するとむしろ不安感を感じている可能性も示された。