17の目標から3つを選択、解決に向けて取り組む
トライバルメディアハウスは、企業のマーケティング支援や、ソーシャルメディアに関するツールの開発と提供等を手がけている。同社は2020年4月、顧客企業のSDGsアクションを支援するマーケティングチーム「Good Tide(グッドタイド)」を発足。顧客のSDGs達成に向けた課題解決に努めるとともに、ソーシャルメディアを通じて多くの情報発信を行ってきた。そこで今回、自社の「SDGs方針」を策定し、「17の目標」の中から特に事業と関連のある3つの課題解決に向けて取り組んでいくことを決定した。1つ目の「12.つくる責任 つかう責任」では、マーケティングを通して「生活者の意識改革による、地域または社会に害を与える商品・サービスを選択しない未来づくり」を目指す。また、2つ目の「17.パートナシップで目標を達成しよう」では、より多くのパートナーとつながり、そのハブ役となることで、クライアントや生活者の課題解決を推進していく考えだ。さらに3つ目の「10.人や国の不平等をなくそう」では、年齢や性別のみならず、障がいの有無、人種、民族、出自、宗教、嗜好など、あらゆる差や価値観に対して、開示的かつ認めあえる社会づくりを、マーケティングにより実現していく。
昨今、SDGs達成に向けて、目標設定や具体的な取り組みを開始した企業も増えつつある。従業員が一丸となって取り組むことで、より意識的な行動へとつながるかもしれない。