7割を超える経営者が「重要文書の流出や紛失のリスク」を懸念
テレワークの普及で、普段は企業内で管理する書類を社外に持ち出す機会が増えた企業も多いだろう。経営者たちは「自社における書類管理」について、どう考えているのだろうか。はじめに、「テレワークの実施により、社員の自宅での機密書類や重要書類の流出または紛失のリスクが高まったと感じているか」を尋ねると、「非常に感じる」が34%、「感じる」が42%と、7割を超える経営者が情報管理に懸念を感じていることがわかった。
有効なリスク回避の工夫は「管理方法の統一」が最多
最後に、「不安を感じている」と回答した経営者76名に、「社員の自宅での機密書類や重要書類の流出等のリスクを抑えるには、どのような工夫が有効か」を尋ねた。その結果、「自宅における書類の管理方法を統一する」が57.9%と最多に。以下、「社内で書類の管理について注意喚起する」と「書類を扱う人を限定する」が同率の44.7%で2位に続いた。ほか、自由回答からは「機密書類を取り扱っている意識を教育する」、「全てをデータ化してクラウドで管理する」などの声が挙がった。