
テレワークは自宅からがほぼ10割、しかしセキュリティ面に対する対策は不十分
働き方改革や新型コロナウイルス感染症対策の一環としてテレワークが浸透するいま、コンプライアンスに関わる課題として、どのようなものが見えてきているだろうか。はじめに「テレワークを実施している場所」について質問すると、「自宅」が98.3%と、ほぼ全員が在宅で勤務をしていることがわかった。それ以外の答えはわずかで、サテライトオフィス」(5.9%)、「飲食店や喫茶店」(3.4%)、「シェアオフィス」(2.2%)となった。



テレワーク勤務中に感じた不快な出来事とは?
次に、「テレワーク実施中に受けて不快に思ったこと」について尋ねると、「高い負荷を伴う過剰な業務依頼」(24.4%)が最も多い結果に。次いで、「行き過ぎた叱責や人格を否定する発言」(18.4%)、「頻繁に仕事の進捗について報告を強要」(17.4%)など、高圧的な発言や強要をハラスメントと感じ、不快感を抱くビジネスパーソンが多いことが明らかとなった。
テレワーク実施で「生産性」はどのように変化したか?
続いて、「テレワークによって生産性に変化はあったか」と尋ねた。その結果、「向上した」が19.4%、「変化はない」は46.7%と、生産性はこれまでと同様、またはそれ以上に保たれていることがわかった。
約8割がテレワークに前向き
最後に、「今後もテレワークを継続したいか」を尋ねた。すると、「頻度をあげたい」が22.7%、「頻度を維持したい」が55.5%となり、合計78.2%が現状維持、または今以上に増やすことを望んでいた。テレワーク実施における課題は幾つか挙がったものの、8割近くがテレワーク勤務に前向きであることが判明した。