昨年度よりも給与が「上昇」した管理職は6割にのぼる
昨今、物価高への対策や人材確保のために賃上げを実施する企業も多いが、管理職の給与に変化はあるのだろうか。はじめに給与アップ研究所は、「昨年度と本年度を比較し、自身の給与(月額のベース賃金)は上昇したか」を尋ねた。すると、「大幅に上昇した」が18.6%、「上昇した」が47.1%で、合計65.7%の管理職が昨年度と比較して給与が上昇していることがわかった。約7割の管理職が人事評価報酬制度に「賛成」の意見
次に同社は、「成果が上がらなければ給与が下がるリスクはあるが、成果が上がれば従来より大幅に給与が上がる可能性がある人事評価報酬制度について、賛成・反対どちらの立場か」を尋ねた。その結果、「非常に賛成」が22.5%、「賛成」が45.1%で、2回答の合計は67.6%だった。管理職の約7割が、人事評価報酬制度に賛成しているようだ。一方で、「反対」は4.9%、「非常に反対」は2.9%と、反対する管理職は7.8%にとどまった。また、人事評価報酬制度に「賛成とした理由」を尋ねると、「貢献度を適正に評価するべきだから」や、「わかりやすい指針が必要だから、目に見えて頑張りが評価されるのはとてもよい」などの声が聞かれたという。
対して、「反対とした理由」を尋ねたところ、「評価が下がれば結果的に辞めざるを得ない。暗に退職してくれといっているようなものだから」や、「給与が安定しないから。評価は絶対に公平にできないと思う」などの声が寄せられたとのことだ。