約7割が「自社でリスクや脅威を感じた経験あり」と回答
近年、リスクチェック・反社チェックが不十分だったことが原因で、企業が深刻な信用失墜に陥るケースも見受けられるが、どの程度の企業がリスクや脅威に対するチェックを実施しているのだろうか。まずSansanは、「自身が所属する企業・団体、ビジネスにおいて、リスクや脅威を感じた経験はあるか」を聞いた。すると、「ある」が68.9%、「ない」が26.4%だった。9割以上が「リスクチェック・反社チェック」を実施
次に、同社が「自身が所属する企業や団体等において、リスクチェック・反社チェックを行っているか」を質問すると、「はい」が94.9%だった。「海外マネーロンダリング」や「テロ資金供与」などまで確認している企業はいまだ3割程度
続いて、同社が「リスクチェック・反社チェックの具体的なチェック内容」について尋ねると、「反社会的勢力とのつながり」が83.6%で最も多かった。以下、「不祥事歴」が50.5%、「(国内)マネーロンダリングや犯罪歴、行政指導歴」が43.2%、「風評などネガティブ情報」が33.1%、「(海外)マネーロンダリングやテロ資金供与など犯罪歴、制裁歴」が31.9%となった。同社は、「マネーロンダリングやテロ資金供与対策が高度化している上、欧州各国で法制化が進む『人権デューデリジェンス』への対応といった新たなトレンドも生まれている。リスクチェックの内容は、今後さらに充実させていく必要がある」とコメントしている。