株式会社グローバルキャスト(以下、グローバルキャスト)は2022年4月11日、同年4月8日に、一般社団法人 障がい者自立推進機構(以下、障がい者自立推進機構)と、SDGs・SX分野等での協業に関する基本合意を締結したと発表した。本協業により、障がい者のアート作品を企業・個人に提供し、作者報酬を支払う「パラリンアート」の利活用を通じた障がい者支援や、その理念に賛同する企業へのSXサーベイの提供等を実施するという。
「障がい者支援」を通じたSDGsの目標達成に向け、企業と社団法人が協業。既存の障がい者支援策を活かした新たな取り組みへ

協業により「障がい者支援」を通じたSDGsの目標達成を目指す

障がい者自立推進機構は、かねてより障がい者のアート作品を企業・個人に提供し、その作者に報酬を支払う「パラリンアート」活動を実施するなど、障がい者の社会的地位向上や社会進出を後押ししてきた。一方のグローバルキャストは、これまでもパラリンアートの取り組みへの賛同や協賛のほか、運営事務局の一端を担う企業として、さまざまな取り組みに参画してきた。

その中で、障がい者支援を通じてSDGsの目標達成を目指す障がい者自立推進機構と、中小企業へのSDGsに関する支援等を通じて持続的な社会発展と課題解決を目指すグローバルキャストの理念が、親和性が高いことから、協業の基本合意を締結したという。本協業による具体的な取り組みは以下の2つだ。

●パラリンアートの利活用を通じた障がい者支援

サステナビリティレポートやサステナビリティサイトに、障がい者自立推進機構が支援するパラリンアートアーティストの作品を利活用し、障がい者の地位向上や社会進出を支援する。

●SDGs・SX分野のノウハウおよびSXサーベイの提供

グローバルキャストが保有するSDGs・SX分野におけるノウハウおよび「SXサーベイ(※)」を、パラリンアートの理念に共感するパートナー企業へ提供する。

※SXサーベイ:未上場企業のESGやSDGs、サステナビリティに向けた取り組み状況などの非財務情報をスコアリングし、分析結果をレポート化する診断サービス。経営課題の改善や、経営資源の分配の参考指標等に活用できる。
本取り組みは、「協業するそれぞれの企業・団体の実績やノウハウ、サービスを活かし、SDGsの達成を目指す」というモデルケースの1つといえそうだ。自社のみでSDGsに取り組むだけでなく、「他の企業や団体と協業してゴールを目指す」という方法も視野に入れてみてはいかがだろうか。

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