
新入社員の約4割が、入社後に“マイナスのギャップ”を抱いている
2021年卒(2022年4月時点で社会人2年目)の昨年度の新入社員は、就職前と入社後でギャップを感じているのだろうか。はじめにレバレジーズが、「新卒で入社した企業に対する、入社前後の印象の変化」を尋ねると、「期待をやや下回る」が31.3%で最も多かった。以下、「期待通り」が31%、「期待をやや上回る」が23%、「期待を大きく下回る」が9.3%、「期待を大きく上回る」が5.3%と続いた。「期待をやや下回る」と「大きく下回る」の合計は40.6%となり、新入社員の約4割が、入社後にマイナスのギャップを感じていることがわかった。

期待を下回ったポイントは「配属先・仕事内容」がトップ。「社内コミュニケーション」には良い印象も
次に同社は、「入社前の期待を下回った」とした回答者に対し、「最も期待を下回ったポイント」を質問した。すると、「希望の配属先、仕事内容ではなかった」が14.8%、「ワークライフバランスを実現できなかった」が13.9%で上位となった。

約6割が入社後に「仕事内容」でギャップを感じている
続いて同社が、「入社前後で『仕事内容』に対するギャップはあったか」について質問したところ、「どちらかといえばあった」が46.3%で最多だった。以下、「どちらかといえばない」が31.7%、「非常にあった」が14.7%、「全くない」が7.3%と続いた。「どちらかといえばあった」と「非常にあった」の合計が61%となることから、約6割が入社前後で「仕事内容に対するギャップ」を感じていることが判明した。
入社前にもっと知りたかったことは「実際の仕事内容」がトップ
最後に、同社は「入社前にもっと知りたかったこと」について複数回答で尋ねている。その結果、「実際の仕事内容に関する情報」が33.7%でトップだった。以下、「残業や休日出勤の実態」が27%、「給与水準や平均年収」が25%などと続いた。