講師の中で困った人の中に
「自分のことを話すぎる」人がいます。

自己紹介と題して自分のことを10分間以上
話す人がいるのです。
もちろん講師の経歴や人柄を知ることによって
参加者との親近感が増し、そのあとの研修が
やりやすくなるという面があります。

ただ研修講師は漫談師ではないのです。
いつまでも講師自身の話を聞かされるのはキツいものです。

講演会ではないのですから、研修講師は、
「学習目標」を達成させるファシリテーターでなくてはいけません。

あくまでも研修の主役は

 「学習者(研修参加者)」 

なのです。

自分のことを話しすぎる講師に限って
「振り返りなどワークの時間が短い」
傾向があります。

時間がなくなり学びの時間を削るのです。
それでは本末転倒です。

学習理論のガニエの9事象はご存知でしょうか。
「教授設計理論の父」ロバート・M・ガニエ教授が
提唱した学習を支援するための9つの働きかけです。

その中に「6)練習の機会を作る」があります。

まさにワーク時間とその振り返りという学習者自身が
学ぶ時間が必要なのです。


さあ!
『人材育成担当者よ。話し好きの講師に注意しよう』
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