研修の最初に行われるアイスブレイク。
受講生同士お互いを知り学びの雰囲気を作るには、
とても大切なセッションです。
ところが、そのアイスブレイクを勘違いしてる講師が
いるのです。
・緊張をときほぐし、元気にすればいい
と思っていることです。
すると、
元気な挨拶を強要したり、
ウケ狙いの話ばかりしてみたり、
意味不明な運動を始めたりするのです。
確かにその場のムードを作るために
盛り上げたくなる気持ちはわかりますが、
これから始まる研修を学び多い時間にするためには、
単なる元気づけでは意味ありません。
かえって凍り付く時間になってしまいます。
それよりも、研修の学習目標に対して
参加者一人ひとり積極的な態度を作るために
最初にどういう時間を作ればいいか考えるべきなのです。
学習意欲を高めるための手法の有名なモデル
ARCSモデル(1983.JOHN M. KELLER)においても
注意(Attention)にて学習者に興味を持たせる
ことの重要性を指摘しています。
研修の最初の大切なアイスブレイクの時間を使い、
研修の学習目標に対して、参加者が「面白そうだな」と感じ、
全員の“やる気”が喚起されるように研修をデザインするのです。
さあ!
『人材育成担当者よ。アイスブレイク時間をうまく使おう!』
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