そんなときに交わされている言葉で気になる会話があります。
それは
「ねえー。どこかに、いい講師いない?」
です。
「あの~。盛り上げるのが目的ですか?
だったら、演劇でもみんなで見に行けばいいのに。
よっぽど、いい演者がいますよ。」
いい講師を探すといっている時点で、主役が誰か分からなくなっている証拠です。
どんな講師が必要かではなくて、どんなプログラムがを実施する必要があるかということです。
その上でどのような技術をもった講師が必要かという順番です。
さきに「いい講師」という会話があるはずがないのです。
似たような会話で
「最近、どんな研修が流行ですか?」
があります。
「ちょっと待て、研修をやることが目的ですか?」
最近、ロジカルシンキングが流行っているからって”論理思考”の研修をやろうというのはおかしいです。
あくまで、
目標を達成するには、今、現場にどんな課題があり、
それを解決するためにどんな行動変容が必要で
そのためにはどんな研修プログラムが必要なのか。
という順番で考えなくてはいけません。
先に、流行の研修ありきではないのです。
いい講師いない?流行の研修は何?
という会話は、
「研修を行うことが目的になってしまっている」
ことを物語っているのです。
さあ!
『人材育成担当者よ。研修の真の目的を考えよう!』
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