ProFuture代表の寺澤です。
今年の夏は、集中豪雨や全国的な猛暑など、異常気象が続いていますが、皆さん体調は大丈夫でしょうか? 熱中症は、体内の水分不足から血液量が減って血管の拡張がしにくくなったり、湿度が高く汗が出にくくなったりといった状態が続き、体温調整がうまくできなくなって起こります。そのため熱中症の予防には、血液量を増やして血液が循環するようにすることです。塩分と糖分が含まれているスポーツドリンクが効果的だと言われますが、あまり運動をされない方の場合、糖質の摂り過ぎにつながることになるので飲み過ぎには注意が必要です。代わりに、タンパク質も摂ることができる「牛乳」が効果的らしいです。タンパク質に含まれる「アルブミン」が塩分と同じく、血管内に水分を引き込む働きがあるとのことです。
今年の夏は、集中豪雨や全国的な猛暑など、異常気象が続いていますが、皆さん体調は大丈夫でしょうか? 熱中症は、体内の水分不足から血液量が減って血管の拡張がしにくくなったり、湿度が高く汗が出にくくなったりといった状態が続き、体温調整がうまくできなくなって起こります。そのため熱中症の予防には、血液量を増やして血液が循環するようにすることです。塩分と糖分が含まれているスポーツドリンクが効果的だと言われますが、あまり運動をされない方の場合、糖質の摂り過ぎにつながることになるので飲み過ぎには注意が必要です。代わりに、タンパク質も摂ることができる「牛乳」が効果的らしいです。タンパク質に含まれる「アルブミン」が塩分と同じく、血管内に水分を引き込む働きがあるとのことです。
俳句と川柳の違いとは
今回はHR総研の調査結果をご紹介するいつもとは趣向を変えて、HR総研が5年ぶりに募集をした「2019年卒 採用川柳・短歌/就活川柳・短歌」の入選作品をご紹介したいと思います。川柳・短歌は、株式会社リブセンスが運営する新卒就活生向けクチコミサイト「就活会議」と共催で、採用担当者、就活生を対象に7月に募集したものになります。ところで、川柳は俳句と同じ「5・7・5」の17音で構成されますが、どこに違いがあるかご存じでしょうか。違いは、大きく分けて二つあります。一つは、形式的な違いです。俳句は、季語(季節を表す言葉)と切れ字(「や」「かな」「けり」など)が必用ですが、川柳はなくても構いません。また、俳句は主に文語表現ですが、川柳は主に口語表現が用いられます。もう一つの違いは、内容的な違いです。俳句は、主に季節や自然を対象にして感動を表現(詠嘆)することが多いのに対して、川柳の対象は人事(ひとごと)です。それも感動ではなく、風刺や滑稽です。やりきれない思いや受け入れがたい理不尽なものに対して、「いやだ」という気持ちの発露の場なのです。俳句や短歌を作ることを「詠む」と言いますが、川柳は「詠む」とは言いません。川柳は「吐く」と言うのです。理不尽なもの、呑み込めないものを吐き出すのが、川柳なのです。
「売り手市場」「早期化」「インターンシップ」「AI採用」「学歴フィルター」「オワハラ」「オヤカク」「逆求人」「働き方改革」「内定辞退」など、さまざまなキーワードが飛び交った2019年春入社に向けた就職・採用戦線。これまでの活動を振り返って、採用担当者、就活生のそれぞれの目線からの「やりきれない思い」を、ぜひご一読ください。
インスタ、AIなど時代を反映した作品が入選
まずは、採用担当者による「採用川柳・短歌」の入選作品からご紹介します。【最優秀作品】からです。
あなた誰 写真本人 連れて来い インスタ映える 履歴書写真 (神奈川県 通りすがりの美人事さん)
面接会場に入って来た応募者の顔を見て、履歴書やエントリーシートに貼ってある写真とのあまりの違いに驚く人事担当者の姿が目に浮かびます。かつてはモノクロだった証明写真がカラーとなり、さらにはデジタル撮影で修正も容易に。学生に人気の某百貨店の写真室のホームページには、ご丁寧に修正前と修正後のサンプルまで掲載されているのには驚きます。今後は、インスタ映えを考えて、奇抜なアングルやカラフルな背景の写真が増えるかも。もはや証明写真とは呼べませんね。
続いて【優秀作品】を2作。
嘘でもいい 第一志望と 言ってくれ (京都府 孤独の人事さん)
学生は、応募先のどの会社の面接でも、「第一志望です」あるいは「第一志望群です」と必ず言っていたものです。ばか正直に「第三志望です」なんて言おうものなら、内定が出ることはまずないからです。時代は変わったのか、売り手市場のせいなのか、学生が真面目になって嘘をつけなくなったのか。採用に苦戦する中小企業の採用担当者による魂の叫びと言ってよさそうです。
祈られた 数は多いぞ 君よりも (東京都 ねぎさん)
企業が学生に送る不採用通知のメールは、末尾によくある「今後のご活躍をお祈り申し上げます」の文言から、俗に「お祈りメール」と呼ばれ、このメールが届くこと、つまり不合格になったことを学生は「祈られた」と言います。ここから派生して、企業側も学生から選考途中や内定を出した後に辞退されることを「祈られた」と言うようになっています。中には、内定辞退を伝えるメールの末尾を「貴社のますますのご発展をお祈りいたします。」で結ぶ学生もいるとか。1人の学生が企業から不合格とされる数は、受験した企業数を超えることはありませんので、せいぜい10~20社といったところでしょう。それに対して、企業側が学生からお断りされる数はそんな数ではとても足りません。そう考えると、採用担当者は相当タフでないとやっていけませんね。
「5・7・5・7・7」の31音に込められた思い
次に、【佳作】の中から抜粋して3作品をご紹介します。意図したわけではありませんが、選んだ作品はすべて短歌になりました。役員が セクハラオワハラ しないかと 人事ハラハラ 抜け毛ハラハラ (東京都 ワカメさん)
1年前のサマーインターンシップに始まり、就職ナビ・採用ホームページ、合同説明会、学内説明会、セミナー・会社説明会、エントリーシート、適性検査、そして面接と積み上げてきたものが、最後の役員面接での役員から学生へのちょっとした一言で、すべてが水の泡になることもあり得ます。学生からの内定辞退だけで済めばまだ軽傷。大手企業ともなれば、ちょっとした発言が『週刊文春』をはじめとしたマスメディアでたたかれたり、ネットで炎上したりしないかと、ハラハラドキドキ。髪の毛が抜けるほど気をもむ採用担当者の心情をうまく表現した作品です。
折り返し 第一声で 誰ですか? 待て待てまずは 名前を名乗れ (東京都 DAC ismさん)
携帯電話の着信電話に登録のない、見慣れない電話番号があった場合、普段であれば無視してしまうところ、就活期となれば話は別です。自分が応募した企業からの合否連絡かもしれないからです。固定電話での会話に慣れた大人であれば、まずはこちらから名乗るのは常識。でも学生は違います。登録された電話番号(友人・知人など)同士での通話がほとんどのため、掛け手側も、受け手側もお互いが相手を分かった上で通話がスタートします。そこには、掛け手が最初に名乗るなんていう習慣はありません。
ちょうど先月、ある大学の先生から似たような嘆きを聞きました。今や大学の講義の欠席連絡は、メールではなく、LINEになっているとのこと。学生からのメッセージには、宛名である先生の名前もなければ、送り主である自分の名前もなし。ただ一言、「今日、休みます」とあるだけ。その大学の先生からの返事は、「誰ですか?」にならざるを得ないとか。そういう世代であることを認識して相対しないといけないようです。
好き嫌い 面接官に 左右され 当社も早く AI入れたい (神奈川県 採用初心者さん)
今年の採用活動を表すキーワードの一つが、「AI採用」です。AIによるエントリーシートの合否判定、AIによる動画面接、AIによるマッチングテストなど、採用領域でのAI活用の動きが進みました。面接官には自社の求める人材像や、面接で特にチェックすべきポイントなどを共有するも、「人」である以上は、どうしても学生との相性や好き嫌いが影響してしまいます。面接官によって面接結果が全く変わらない企業など、まずないと言っていいでしょう。つまりは、公平性を担保できている企業などないということです。でも、AIを活用すれば話は別です。AIの判定基準は、好き嫌いや相性に影響されることはありませんので、公平な結果が期待できます。
公平性の担保のほか、学生にとってはいつでもどこからでも面接受験が可能になるため、特に地方の学生は経済的・時間的負担が軽減されることや、企業にとっても面接時間や面接官の調整が不要になるなど、AI面接導入のメリットは少なくありません。しかし、前回の原稿で書きましたように、AI面接に否定的な学生もまた少なくありません。志望していた企業の選考がAI面接であると分かったら、4割の学生は応募意欲が減退し、そのうち4分の1の学生は応募自体を取りやめるとまで回答しています。海外では名だたる企業もこぞって積極的に導入を進めているAI面接ですが、日本の面接においては人物査定と同じくらい、応募者の動機形成や志望度向上の役割が求められています。そこをどうケアするのかを併せて考えておく必要があります。