「知の探索」と「知の活用・深化」をバランスよく行える組織構築が重要
これまでの結果を整理しますと、変革型イノベーションを創出するためには、トップがイノベーションに関する明確な方向性を示した上で、創造性を重視した「知の探索」活動と、事業の効率性を高める「知の活用・深化」活動をバランスよく行える組織をつくりあげることが重要です。かつ、これらの活動を担える多様な人材、例えば新しいビジネスモデルの着想や具現化を含めた人材を確保し、それぞれが能力を発揮して活躍できる制度や施策を整えることが必要です。そして、変革型イノベーションの創出を自然発生的に上がってくるのを待つのではなく、それら多様な人材の知識や経験を可視化して、内外問わず積極的にネットワーク化し、イノベーション創出プロセスを管理するなど、組織が意図的に仕掛けていく姿勢が求められていくのではないかと思います。
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