リアルに人と話している実感が得られるOPIc

グローバル人材の確保、育成に向けた「英語コミュニケーション能力評価」への取組み
実際のデモ画面を見ながら、テストの流れが重野氏によって紹介された。

OPIcはパソコンに向かって行うiBT(internet based test)形式のスピーキングテスト。テスト時間は約60分(オリエンテーション20分、テスト40分)。20分間のオリエンテーションでは、仕事、趣味、スポーツなど受験者の関心あるテーマを把握するBackground Surveyと、受験者の英語レベルを設定するSelf Assessmentが実施される。

「オリエンテーションの結果をもとに、受験者に合った問題が出題されるため、知識の偏りやレベルに左右されない測定を行うことができる(重野氏)」という。
テストでは、パソコンの画面に「Ava」という女性のキャラクターが登場し、受験者に英語で質問を投げかける。受験者はマイクに向かって回答を自由に話す。
「英語に堪能な人ほど40分の時間をフルに使うことができる。不慣れだと話が続かず、短時間でテストを終えてしまう(重野氏)」という。
この発声内容が録音・送付され、このデータをもとに総合的な評価が下される。
「コンピュータが自動採点するデジタルな評価ではなく、人間(ACTFLの公認評価者)が聞いて厳格に評価する(重野氏)」仕組みであるらしい。

テスト結果はACTFLの評価基準に基づき、7つの評価レベルできめ細かく判定。各評価レベルに応じたスコアレポートも提供されるが、ここにはレベルアップするためには何をすればいいか等が記されている。このスコアレポートは、日本独自のものだという。

加速するグローバル人材育成

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