母集団の質を向上できた大手人気企業の事例
続いては超大手有名企業である飲料メーカーのFacebook活用事例を紹介したい。ビールだけの会社ではないという企業理解を深め、会社の本質を理解した学生からのエントリーを促し、母集団の質を向上させる狙いだった。
また、企業の歴史、マーケティング戦略、事業の戦略を、オフィシャルのページのように伝えるのではなく、Facebookならではの特性を活かし、楽しくコミュニケーションを取りながら伝えることを目指した。
集客を高めるための実施したのが「あるなしクイズ」。企業理解を促したいポイントをクイズで出題した。例えば、この「あるなしクイズ」の投稿に93の「いいね!」が押され、2500人が投稿を見て、75000人のタイムラインに流れる。こうした多数の人たちに届く投稿を、毎日続けてきた。投稿に対して「いいね!」が押されると、その友だちに「いいね!」が拡散していくというFacebookの仕組みを最大限に活用した。
他にも、飲料メーカーの業界研究、自己分析やエントリーシートなど就活生へのアドバイス、採用担当の紹介やメッセージ、「復興応援 絆プロジェクト」など企業のアクティビティ、営業職、商品開発、技術系職種の仕事紹介など、バラエティに富んだ企画により、同社ならではの採用ブランド構築を図った。